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OBオード5年 1960年代後期流通

OB ORD
(オード 5年)
“Finest Highland Malt”

Over 5Years Old
43% 750ml
1960年代後期~70年代流通品

オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆

香り:状態がしっかりしており、香りは上面に向かって開いている。
クリーンで若干若い原酒のアタックを感じるが、その後オレンジや柑橘系の香りと麦畑。
動物系の脂、モルトのスナック・・・現行系にはない不思議な香りがする。

味:じわじわと広がる素晴らしい麦感、微量のニューポット質に加えて蜂蜜、嫌味なところがまったく無くスウィートでボディも厚い。
後半はピリピリとした心地よい刺激、フレーバーは麦が口奥に出てきて、それが徐々に口の中をじわじわ、ぴりぴりと駆け上がっていく。
若さによる勢いがありながら、しっかりとした熟成感も感じる。
鼻抜けは干草、麦、柑橘系の芳香剤スプレーを若干漂わせる。余韻はそれほど長くなく、ややオイリーだがサッと消える

コメント:キャンベルタウンロッホにて。11周年のコースの1本目。
素朴でありながらフレーバーはしっかりしていて、存在感はありつつ、後のモノを壊さない、コース料理で言えばまさに前菜である。
現行のオードも麦感がしっかりしているが、カラメル質が強い。しかし本ボトルはカラメル質が少なく、純粋に麦質な酒として仕上がっている。

おそらくこのころの5年表記モルトは、5年~7年くらいの熟成の原酒しか含まれていない現行モノと違い、
10年や15年クラスのモルト、下手すると20年ぐらいまでがブレンドされた上で、バランスを取るために最低年齢の5年が含まれているという印象。
ゆえに、このころの若い年数表記のシングルモルトだからこその、熟成感とフレッシュさの共演、ただ純粋に素晴らしい仕上がりとなっている。

最近福岡での記事や、イベント記事を中心に書いていたので、久々のボトル紹介。
といってもキャンベルさんのヤツなんで、これもちょっとイベント気味か・・・

なんか深夜も営業中が、ウィスキーのテイスティングブログといいつつ、イベント等の紹介ブログになってきた感があります。
それはそれで書いてて楽しいので、イベントばっちこい、ですけどねw

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#グレンオード

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