GORDON&MACPHAIL
Connoissours Choice
TOMATIN
Aged 17 years
750ml 40%
Distilled 1964
Bottled 1981(?)
オススメ度(4)
☆☆☆☆★★★
香り:しっとりとした黒蜜、トロピカルフルーツフレーバーだ、
やや水っぽさもあるマンゴージュース、パパイヤ、素晴らしい香り。
味:品の良いパフューム、シェリーやカラメルの中に石鹸が混じっている。
しかし石鹸はB蒸留所のような鮮烈で嫌味にさえ思えるものではない。
フレーバーは40度とは思えないほどしっかり、これもこの時代の特徴。
余韻にかけては麦やウッディーなビターさに、またしても上品なパフュームが・・・
コメント:新宿某所にて。GMCCの3つ前のボトル、通称ブラウンコニッサー。
非常に貴重な1本ですが、高感度パフュームセンサーを搭載した私の体でにはハードルが高かったモノ。
ヘーゼルバーンCVの蓄積系パフュームでもなく、ボウモア80年代や60年代ごろのグレンフィディック等に代表される全てを拒絶する洗剤系パフュームとも違う、
まだまだ飲めるレベルのものであるが、それでも、まさか香りのイメージではなく、味がこうくるとは!と、少なからずショックを受けた。
似たような経験は、最近飲んだベンネヴイスの34年。これも香りは南国系ながら味は・・・でした。
そういえば、某BARのマスターが「パフュームの発生ですが、ひょっとしたら南国系のフレーバーが、発酵の際の菌のバランスなど、ちょっとしたすれ違いでそうなってしまうのかもしれませんよ」
なんてことを話していたが、こういう香り南国、味パフュームなんてボトルに出会ってしまうとそれも一説としてアリなのかなと感じてしまう。
なお、評点については、例えばボトル保存状態や開封後の時間によっても変わってくるモノなのかもしれない、そういう意味で浮遊票として★を3つほど余計に加点しました。
(香りのみでの評価は☆7だったと思っていただいてもかまいません。)
またパフュームが大丈夫だ!という人にしてみれば、このボトルは香り良し、味のバランスもオールドシェリー系でパフュームがアクセントになって良し!
という評価になっているかもしれません。
#トマーティン