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MOSボウモア1995-2009

MALTS OF SCOTLAND
Bowmore
56.7度 700ml

Cask:Refill Sherry Butt
Cask No,113
蒸留:1995年5月25日
瓶詰:2009年11月

オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆

香り:植物っぽさを含んだグレープフルーツ系のピート感に、ベリー系のフルーツ香、
そこにセメダインや溶剤、グラッパのようなフレーバーを感じる。なんとも面白いフレーバーだ。

味:口当りはフルーティー、やや粘性がありトロピカル系、後からピートがやってくる。
長期熟成というわけではないが、酒質に熟成年数以上のまろやかさがあり、シェリーによるフレーバーがうまく作用しているようだ。
余韻にかけては湿っているピート、オレンジクリーム、舌上にスパイス、程よいビター感を持った長い余韻。戻りもしっかり。

コメント:スペイサイドウェイにて。現行系ボウモアの良さを持ちつつ、フルーティーでいいモルトだ。
おそらく近年のボウモアの中で、“南国感”という、飲み手から求められているフレーバー構成に近い1本ではないだろうか。

某所で売り出されたときはそうでもなかったと記憶していますが、
今や非常に評価が高い1本、某Yオクでも相当なコトになっているようで・・・
これも93ボウモア等と同一傾向ですね。

しかしチョット考えてみると、ボウモアに限ればもはや新時代に突入した感があり、原酒の質はまったく問題ない。
樽はというと、60年代シェリー系のような、良質なシェリー樽が無ければ成り立たないというものでもない。
バーボン樽やリフィルシェリー樽であれば、条件を満たすモノがほとんどである。
つまり、この1本無くとも次はある、そう思えてしまうのです。

ま、こういうコト考えてるから、
色々買い逃すんですけどねーw

#ボウモア

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