Signatory Vintage
STRAIGHT FROM THE CASK
Glenburgie 1963
Aged 39 years
500ml 58.0%
Selected by La Maison du Whisky
蒸留:1963年5月15日
瓶詰:2002年8月27日
Cask No,4750
Cask type,Matured in a Hogshead
Total No of bottles 185
【テイスティングコメント】
香りは焦げ感、アルコールの強いアタック、そして蜂蜜やメロウな樽香、木、クセの少ない上品なバーボン系。
透明感があり、フレーバーはパワフル。奥に硫黄感を感じるのが気になる。
味は上等なグレーンのような味の広がりだ、しかしライトで単調というわけではない。
キャラメルバニラの後でベリーのような甘酸っぱさ、やや紅茶もある。
オイリーで後半から舌上から口奥にかけてスパイス、木の渋みや焦げっぽさ(かりんとう)。
鼻抜け、戻りも力強い。特に鼻抜けは喉の奥に香りの塊が鎮座し、鼻呼吸するたびにスーッとした残り香を鼻腔に運んでいく。
そして鼻抜けや余韻が落ち着いてきたころ・・・
口奥に南国感(完熟系でなく堅さの残る)ともとれるようなフルーツフレーバーが出現する。
この南国感が謎…体調由来かな、何度か確かめたけどたしかに感じる。
ウスケバ関東オフ、タケモトさんお持込みボトル。
最強のグレンバーギ。
(これは復習させていただいてます。)
オフ会では、このボトルの対外的評価など知りもせず、何も考えずにグラスに注ぎました。(無知は怖いw)
しかしそれが良かったのか、変な先入観がなく純粋にモルトを楽しめたと思います。
シグナトリー的ともいえるアルコール感は健在ですが、モルトとしてはフレーバーがしっかりしており、全体的によい出来で、その中でも余韻が素晴らしいボトルだと感じました。
長さ、力、変化、明確な抜け、今まで飲んできたモルトの中ではトップクラスと言えるかもしれません。
また、このモルトに限ったことではないですが、グラスのチョイスが重要であるモルトのように思います。
例えばリーデルのモルトテイスティングとグレンケアンのノージンググラスを使うのでは、明らかに香りの面で大きく違いが出る。
前者はアルコール感が霧消するが、そのほかの香りもぼける印象がある。後者は様々な香りを感じ取ることが出来るが、アルコールが強烈に襲い掛かる。
どちらをとるかは一長一短ですが…ちなみにこのテイスティングコメントは、グレンケアンのノージンググラスでのモノです。
謎の南国感については、後日の要確認事項で…
#グレンバーギ