ラガヴーリン30年
52.6度 700ml
1976-2006
Bottle No,876
価格:ハセガワさんで98000円で売られていた形跡アリ(2007年12月)
オススメ度(9)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
香り:潮だ、ふわりと海の香りの後に、ピートやタバコ。
続いてクリーンでピートに負けないリンゴや白葡萄のフルーツ感、新鮮な牡蠣、古い木、
奥からオイリーで厚みのある香りが出てくる。
アルコールは度数ほど感じない、素晴らしい。
味:滑らかな口当たり、じんわりとフレーバーが広がっていく。
麦感とリンゴやメロン、酸味控えめの南国系のフルーツのネクター感、
適度に厚みのあるボディ、そしてスパイスを感じる。
中盤からピートや、ややスモーク、木の樹液っぽさが出てきて、
そのままピートに火をつけて吹き消した後のような燻し感を伴う素晴らしく長い余韻へ。
52.6%のアルコール度数をまったく感じさせない。
加水で甘さよりもしょっぱさが前に出てくるが、フレーバーのそれは崩れない。
コメント:極上のバランス。主要なフレーバーで変に突出したモノがなく、
頭の中でフレーバーの正三角形が構築されていくようだ。
フレーバーの強さはカスクにしてはそれほど力強くないため、一口目ではやや物足りなさを感じるかもしれない。
しかしじわじわと広がり、飲むほどに蓄積していくフレーバーが1ショットの最後には満足感を与えてくれる。
じっくりと時間をかけて味わいたい。
良いモルトとは、こういうモノだと思う。
<追記>
昨夜出張先から帰宅してみると、10000アクセスを達成しておりました。
皆様、こんな自己満足なブログをご覧になっていただき、ありがとうございます!
とはいえ、ブログ始めてまだ1ヶ月も経ってないので
(自分的にはもう1年以上続けたような感じなんですがw)、
引き続き肝臓を壊さない程度に、飲んで、書いて、更新していきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
4月23日 くりりん。
#ラガヴーリン