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グレネスク12年 (1980年代流通)

グレネスク12年 (グレンエスク?)
40度 750ml
1970年代後期~1980年代流通ボトル

オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆

香り:発酵した麦、松脂、オイリーで非常に厚みのある香りだ。とても40度とは思えない。
トースティーで焼いたパンを連想させる麦感、バニラ、心地よいアルコールの鼻への刺激。
ボトルの状態からからややくすんでいる印象もある。

味:しっかり麦感、古典的なパンをかじっているよう。
続いてカラメルや麦芽由来のクリーミーで上品な甘さ、控えめにリンゴ感、やや植物系の脂も感じる。
全体的に麦が支配的で、ほのかにビターでまったりとした穏やかな余韻

コメント:香りには上記のとおり厚みがあり、味にも期待が持てるが、
香りほど味に熟成感が感じられなかったのが残念。香りとしては☆7ながら、味でマイナス1。
しかし美味いモルトであることに違いはない。

もともとリリースが少なかったグレネスク(グレンエスク?)のオフィシャルボトル。

ボトル表記の名称はヒルサイドのほうがなじみがあるのかな。
同蒸留所は1985年に閉鎖されており、いまや幻のモルトになりつつある。
今のうちに飲んでおきたい。

なお、グレネスクはVAT69のメインモルトに使われており
ぎりぎりグレネスクが稼動していたと思われるころの、VAT69のテイスティングノートは以下よりどうぞ。

VAT69(1980年代前半ボトル)

そして次なる紹介は・・・
画像でほとんどボトル見えてますが、あの高級ブレンデットのグレーン抜きです。

#グレネスク

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