ニッカ キングスランド
43度 750ml
価格:2500円~3000円
オススメ度
☆☆☆
香り:グレープフルーツ、ほのかなバニラや木樽系の甘さの中にピート、若干のヨード、加水でスモークもある、
余市の傾向がある香り。ややアルコール感があるのが気になる。
味:甘く、濃厚さのある味わい。カラメル、ピート、麦芽、少量のスパイス。ちゃんとニッカ味。
後味にかけては、ビターでドライな味わいが支配する。グレーンのブレンドにより、やや没個性的になりかけているが、ブレンデットとしてはがんばっているように思える。
ニッカ創業40周年を記念して発売。熟成したヘビータイプのモルトを使用。芳醇でややピート香の効いた厚みのある香りと重厚な味わいが特徴です。(ニッカHPより抜粋)
ということらしい。
確かに濃厚さはあるが、芳香、厚み、重厚、というキーワードがすべて当てはまるほど、濃厚でもないというか、フレーバーがそれほど主張してこない感じもあり、値段相応、コスパはさほど高くないように感じる。
とはいえ、そのほかのウィスキーが、次々と40度700mlへ仕様変更をしている中で、愚直に販売当時のまま、43度750mlを貫いている姿勢は好感が持てる。
市場での影は薄く、あまり流通していない。
なんというかニッカらしい一品だが、商品としては、1989年以前、旧酒税法時代から販売され続けているロングセラー。
ごつさのなかに高級感のあるボトルデザインは、概観から「あぁ、ウィスキーだな」と思わせる。
特級時代のモノがあれば、是非試してみたい。
#ニッカ