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GMモートラック 21年(旧)

ゴードン・マクファイル
モートラック21年 40度 700ml
(スクリューキャップ、90年代旧仕様?)

価格:6500円
オススメ度
☆☆☆☆☆☆

香り:全般的に穏やかで、ビターなシェリー、ナッツのような香ばしさは無く、どちらかというと植物系だ。
蜂蜜、プルーン、ハーブっぽさもある。甘酸っぱいシェリー由来の香りや、コニャックのような甘い香りが漂う。

味:さらっとした口当たり、動物的な脂肪酸、蜂蜜、みずみずしい葡萄、前半はあまり複雑ではないが、後半にかけてシェリーが口の中で開き、味わいが豊かになる。
後半にかけて少量のウッディーな渋み、ビターでスモークもある、そしてレーズンやチョコレート、
ブランデー、バブルガム?っぽさが口の奥から戻ってくる。良いシェリー系モルトだ。

モートラックはジョニーウォーカーにブレンドされているモルトのひとつ。ジョニーウォーカーが悪い酒とは言わないが、こんな秀逸な原酒を安物グレーンと混ぜてしまうのは非常に惜しい。
シェリー系ウィスキーと言えばまずマッカランが出てくるが、モートラックも捨てがたいところだ。

現在流通が確認されているマクファイルのモートラック21年は色が薄く、このモートラックとは仕様の違いが一目瞭然で分かる。
40度に加水してある点は、カスク派、43度及び46度ノンチル派には受け入れられないかもしれないが、46度以上だったら伝説のボトルになったかもしれない 。

そういえば、このボトルは90年代流通品、70年代蒸留のモートラックだが、ラベルが黒い80年代蒸留のモートラック21年があり、それはさらにふくよかで素晴らしいモートラックなのだとか・・・
あぁ、飲んでみてぇ。

#モートラック

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