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南極で飲まれているウイスキーは・・・?

南極観測隊には「従軍記者」ならぬ「従隊記者」がいらっしゃって、ITが発達した今の時代、南極(難局?)からブログを発信されている。
旧聞ではあるけれど・・・(照れ)、
最近見つけたのが、12月の始めに身体を内側から暖めるようにと官費ウイスキーが支給されたという記事。

共同通信の記者のブログ
秋田魁新報社の記者のブログ

要約すると、
・今年の支給ウイスキーは、55.3%のニッカ「鶴17年」
・年によって銘柄はニッカでだったり、サントリー「角」(←「響」にしてあげたら=笑)。
・配布券と引換えに、コンテナーから各自が持参した空ボトルに注いでくれるとのこと。

竹鶴威相談役の回想録「ニッカウヰスキーと私」(第9話)に、次の一文がある。(以下、引用)
雪、といえば南極探検隊の方々のためにウイスキーをつくったことがあった。アルコール度数40度前後のウイスキーはマイナス20度ぐらいでシャーベットになってしまう(南極の気温はマイナス40度近くまで下がる)。そこで飲用アルコールを混ぜたアルコール度数が70度のウイスキーをつくった。ビンでは割れてしまうので200リットルのドラム缶に詰めて送った。想像を絶する寒さの中、アルコール70度のウイスキーは彼らの慰めになったであろうか・・・・。



写真は、旧「鶴」のスリムボトル。
ラベルの「鶴」の文字は威相談役がお描きになったもので、よくボトルを見てみると、あちこちに小さな鶴が隠れている。
空になった瓶は、デカンタ代わりに使わせていただいている。

#ニッカウヰスキー

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