20世紀最高のプログレッシブ・ロック・バンドであるピンク・フロイド。
1967年、ビートルズがアルバムを制作していた隣りのスタジオで、彼らのファースト・アルバムがレコーディングされたというから、歴史の長いバンドだ。
ピンク・フロイドを初めて聞いたのは、彼らがサウンド・トラックを担当した映画「モア」だった。
映画の内容は忘れてしまったが、音楽だけは鮮烈な記憶として残った。
スタンリー・キューブリックは、映画「2001年宇宙の旅」の音楽をピンク・フロイドに依頼したが、頓挫して実現しなかった。
因みにキューブリックは、手塚治虫に美術監督を依頼したが断わられ、のちに「2001年宇宙の旅」を見た手塚は、引き受けなかったことを後悔したと言う。
1973年の「狂気(THE DARK SIDE OF THE MOON)」は、全米チャートに741週(14年以上!)チャートインし、全世界で4,000万枚以上を売り上げるなど、数々の記録を打ち立てた伝説のアルバム。
そのピンク・フロイドの創設メンバーのひとり、 Richard Wright (kb) が亡くなった。
65歳だった。
今晩はライブDVD「P・U・L・S・E」を観ながら、リックを偲んで、彼の冥福を祈りたいと思う。
#音を楽しむ!