今週は3歳馬、3冠レースの最後を飾る菊花賞が淀3000メートルの舞台で行われる。
真面目に検討過程でも書いてみようかと思う。
例年長距離血統といわれる馬が活躍することが多いので、まずは、血統の再確認から。
今年もサンデーサイレンスの子、その孫が圧倒的に多い。
サンデー直仔、孫からはここ10年で6頭の優勝馬が出ている。
まだ母方のサンデーの孫からは優勝馬が出ていないが、他のクラシックでどんどんと
出てきているので、いずれ出るのは間違いないだろう。 サンデー直仔 アクシオン (母父ND系Dixieland Band)
アドマイヤメイン (母父MP系ヘクタープロテクター)
トーセンシャナオー (母父トウショウボーイ)
フサイチジャンク (母父MP系Bellotto)
マルカシェンク (母父MP系Zafonic)
サンデーの孫(父方) インテレット (父アドマイヤベガ) (母父リアルシャダイ)
トウショウシロッコ (父アドマイヤベガ) (母父ND系ニッポーテイオー)
ドリームパスポート (父フジキセキ) (母父トニーピン)
トーホウアラン (父ダンスインザダーク) (母父ND系Nureyev)
ネヴァブション (父マーベラスサンデー) (母父Mill Reef)
サンデーの孫(母方) アエローザ (父ND系フレンチデピュティ)
アペリティフ (父MP系エルコンドルパサー)
ソングオブウインド (父MP系エルコンドルパサー)
ミストラルクルーズ (父MP系エルコンドルパサー)
サンデーの曾孫(母方) タガノマーシャル (父ND系コマンダーインチーフ)
ずらずらと列記していって改めて認識したが、サンデーの血が入った馬が15頭もいる。
一方、サンデーの血が入ってない馬では、
メイショウサムソン (父ND系オペラハウス) (母父ND系ダンシングブレーヴ)
パッシングマーク (父MP系エルコンドルパサー) (母父ND系デインヒル)
マンノレーシング (父マヤノトップガン) (母父ND系Nureyev)
などが主な出走予定馬である。少数派やねぇ。日本競馬の将来が心配だ。
メイショウサムソンが春に皐月賞、ダービーの2冠を取り、ここで3冠がかかっており、
当然1番人気になることは間違いない。
さて、実績を完全に無視して、この血統だけから長距離に適性がありそうな馬はと考えると、
まず、アクシオン。父SSに加えて、母父がデルタブルースと同じDixieland Band。
しかし、デルタブルースには父ダンスインザダークにニジンスキーが入っている。
この違いはかなり気になるが、このメンバーではかなり魅力的。
ついで、ネヴァブション。欧州の重厚な血統、母父Mill Reefに魅かれます。
SS系の菊花賞馬の母父には欧州の長距離血統が必要と思ってます。
最後に本命メイショウサムソン。欧州の重厚な血統の塊。
問答無用の長距離血統、さらに重馬場もお任せあれですよね。
この馬にも来年欧州のGⅠに挑戦して欲しいと思います。
ヨーロッパの芝に慣れれば、えげつない強さを発揮する可能性秘めてるでしょう。
この3頭が単純に血統からの検討では非常に気になります。
今年のサンデー系で目立つのは、SS系×MP系、MP系×SS系が非常に多い。
私としてはSS×MPの系統は代表産駒ゼンノロブロイのように、菊花賞や天皇賞春では
スタミナが不足、ラストに伸びないと考えている。掲示板は確保するが、勝ちきるのはどうだろうか?
MP系エルコンドルパサー×母父SSも多いですね。この配合には社台の威信がかかると
言いたいとこですが、エルコンドルパサーが亡くなってしまった今では関係ないか。
しかし、いくら長距離に適性がありそうだとしても、絶対的なスピード不足の馬では
スタミナ切れの馬でさえかわすことはできないというわけで、
続いて、早いスピードとスタミナのありそうな馬を実績面を元に検討していきたいところだが、
今日はこれまでにさせていただきます。
間違っていること、足りないこと、忘れていそうなことあれば、ばしばしコメントに叩き込んでください。
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