1. Harlequin
2. This Girl
3. Let Them Sing
4. Banks of the Ness
5. This Strange Place
6. Stevie”s Set
7. Till I Sleep
8. Arab Set
9. Reluctant Journey
10. Kazakhstan
スコティッシュ・ロックの最高峰!と勝手に思っているバンド『Wolfstone』です。
「This Strange Place」は1998年リリースの6作目です。
メンバー
Ivan Drever : Vocal,Acoustic Guitar,Bouzouki
Duncan Chisholm : Fiddle
Stevie Saint : Bagpipe,Small pipe,Whistle
Wayne Mackenzie : Bass,Drum,Percussion
Andy Simmers : Piano,Keyboard
な・・・な・・・なんと!
本作はバンドの創生時からのメンバーEaglesham兄弟が脱退!
という衝撃のアルバムです(私にとって)。
何があったかは良くは知りませんが、見事な作曲と透明感溢れるボーカル、
そして印象的なキーボードやギターを奏でていた彼らの脱退は、
本作に多大な影響を及ぼしております。
動画はセカンド・アルバム『The Chase』から「The Prophet 」です。
本作「This Strange Place」は、Ivan Dreverが中心になって作られたアルバムだと思います。
プロデュースはIvanとWayne。
全10曲中、8曲が彼の曲もしくは彼の曲との組曲となっているのがそれを物語っています。
本作の特徴はFolkで、Ivanの趣向がもろに反映された1作です。
ロック・バンドとしての彼らの姿は、無いと言っても過言ではありません。
アルバム全体の音圧も低く、ハード・ロックとも言えるエレキの熱い音もありません。
アコギオンリーです。ドラムも一部は打ち込みです。
1~4作で推し進めていたロックを期待すると、肩透かしをくらいますが、
何度か聴きなおすと、やはり彼ららしい楽曲だと気付きます。
それぞれの楽器が、素朴で美しい音を奏でるアルバムです。
そしてIvan Dreverはこのアルバムを最後に脱退。
ソロとして新たなる旅立ちをしました。
Ivan Dreverの美しいソング・ライティングと、暖かいボーカルを堪能して下さい。
そして最後にもう1曲。Stevie SaintのBagpipeをどうぞ。
#Wolfstone