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ロングロウ 10年

クリスマスと言う事で、本日もテーブルにキャンドルをセットしたのですが、案の定寿命が短く昨夜と同様に0時前に全て燃え尽きてしまいました。。
お客様が居なくて良かったです!
いやいや…それは余り良くないのですが。。(汗)

本日紹介するのはスプリングバンク蒸留所が作るスモーキーな銘柄である『ロングロー』です。

スプリンクバンク蒸留所はスコットランド西岸に位置するキンタイア半島の先端、フェリーが無ければ正に陸の孤島のような小さな町キャンベルダウンに在ります。
キャンベルタウンは最盛期には30以上の蒸留所がひしめき合う、スコットランド有数のウイスキーの街でしたが、現在稼動しているのはスプリングバンク、グレンスコシア、グレンガイル(2004年に復活)のわずか3蒸留所となっています。

スプリングバンク蒸留所は1828年にレイド家によって創業されましたが、直ぐに親戚であるミッチェル家によって買収され、それ以来現在に至るまで同家によって経営されるスコットランドでは数少ない独立資本の蒸留所です。
創業以来一貫して、原料である麦芽の100%を自家製麦(フロアモルティング)で賄っている唯一の蒸留所で、更にボトリング施設まで保有しており、全ての工程を自社でこなしています。

『ロングロウ』はそのスプリングバンク蒸溜所で製造されるセカンド・ブランドで、かつて同蒸留所と軒を並べていた蒸留所の名称でもあります。
『スプリングバンク』が麦芽の乾燥に6時間のみピートを炊き込み、2回半蒸留で製造するのに対し、『ロングロウ』は麦芽をピートのみで48時間乾燥させ、2回蒸留で作られます。
そのフェノール値は50-55ppmと、なんとアイラ島のアードベッグと遜色のない数値です。

『ロングロウ 10年』の味わいは、スモーキーな中にもスプリングバンクの特徴である豊かな芳香とブリニー(塩味)さ、そして上品なバニラの様な甘さとフルーティーさを兼ね備え、非常にパワフルで複雑な味わいになっています。
フィニッシュの甘さを伴うスモーキーさは秀逸で、ロングロウだけの特長と言っても過言は無いでしょう。

テイスティングは背の低い方のボトルです。




                    Longrow 10年 46% 1700円/30ml

【今週のトライアル セット】

ホワイト&マッカイ (ブルーラベル)
ダルモア 12年
オールド・フェッターケアン 10年        1500円/各20ml

【12/26のミステリー・モルト】 

????? (メイン)     1000円/30ml
????? (サブ)       1000円/30ml

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