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ウイスキーがお好きです!

冷たい雨は止みましたが、また底冷えする寒さが押し寄せて来ました。
こんな夜はホット ウイスキーで心も身体も温めたいものです。

先日ホットウィスキーなら『サントリーの角』をおいて他に無いと言うお客様のリクエストにお答えして、『角瓶』を入荷致しました。

『角瓶』は1937年にサントリーの前の社名である「寿屋」の時代に発売されて以来、現在まで続くロングセラーです。
独特の亀甲模様の瓶に黄色いラベルを添えたウイスキーは最初「サントリーウイスキー12年」として発売されましたが、その形から「角瓶」や「角」の愛称で呼ばれ、後に正式な製品名として「角瓶」の名に変更されました。

このウィスキーは既に退社していたニッカの創業者である竹鶴政孝のノウハウで作られ、長期間貯蔵されて来た原酒をベースにブレンドされた高級ウイスキーです。
それまでに発売していた『白札』や『赤札』が売れ行き不調で危機的な経営状態を迎えていた同社でしたが、おりしも日本が戦時体制に入りつつあり、舶来のウイスキーが輸入停止になった事などを背景に、好調に売り上げを延ばす結果となりました。
また当時、「角瓶」が日本海軍によって「大日本帝國海軍指定品」となった事が、軍需販路を得たのみならず、軍需品という理由で戦時の食糧統制の元でも原料の穀物等の供給を受けられた事が、何よりその発展の理由に挙げられるかも知れません。

因みに“12年”と名称が付けば、12年以上熟成した原酒を使用しなければならないスコッチとは異なり、当時の『角瓶』は原酒の一部に12年物を使っていただけだったそうです。
「サントリー角瓶」と改称された理由はその辺りにもあったのかも知れません。。

現在テレビで流れている、小雪が「喉渇きません?」と言うCMもとても印象的ですね!
BGMで「ウイスキーが、お好きでしょ」(唄:SAYURI=石川さゆり)が流れる度に、条件反射的に大きくうなずいてしまう私が居ます。



                   サントリー 角瓶 40%  600円/30ml

 【今週のトライアル・セット】

アードベッグ 10年 46%
アードベッグ ブラスダ 40%
アードベッグ ウーガダール 54.2%     2000円/各20ml

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