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 暦の上では今日から”冬”である。
 感覚的には、やっと秋本番といったところなのだが。
 昔の人は敏感だったのかな。
 あるいは地球温暖化が進んでいるせいなのかも知れない。

 カワハギやアンコウは肝をフォアグラ化させ、蟹は身に甘みを詰め込み、鱈は白子を育てる。
 これらを食べながら”お一つどうぞ”などとぬる燗を注がれてみたい。
 この瞬間に、嫁の顔が浮かんだので、ぬる燗はやめておこう。
 庶民の味方の”焼酎の湯割り”で我慢。

 最高気温が20℃を割り込むと、鍋ものの消費が急速に伸びるそうである。肌で冬を感じる気温ということになるのだろう。
 スーパーの入り口にも、白菜・白ネギ・大根などがドッカンと場所を占めている。
 総菜コーナーには、アルミナ鍋入りの一人鍋のセットもお目見えした。

 冬はモルトウイスキーの季節でもある。
 ちょっと贅沢して、長熟のシェリー樽熟成のものなどを選んでみたい。
 夜が長いこの時期こそ、良い酒をゆっくり味わいたいものである。

#徒然なるままに

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