コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は本日(2016年4月27日),「ネットワークゲームにおけるランダム型アイテム提供方式運営ガイドライン」を発表した。
今回のガイドラインは,その適用範囲を「国内における、『スマートフォン』からインターネットを介してサービス提供会社が提供するゲーム全般」と,スマホゲームの“ガチャ”に絞ったものとなっている。ガイドラインの全文を記事末に引用してあるので,最後まで目を通してほしい。
《リンク:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会公式サイト》
(https://www.cesa.or.jp/)
順に説明していくと,まず,取得できるガチャアイテムの一覧を,重複の可能性の有無を含めて表示するとしている点がポイントだろう。現在,いわゆる“当たり以外”でどのようなアイテムが排出されるのかという記載を省略しているケースも多く見られるが,ガイドラインを遵守する場合は,それが明確になるわけだ。
確率については4 -(2)で,全ガチャアイテムの提供割合が分かる表示を遵守するように,と記載されているが,但し書きがある点に注意が必要だ。というのも,代替の表示の選択もできるとされているからだ。中には,「ガチャレアアイテムの提供割合の上限と下限を表示する」「ガチャアイテムの種別毎に、その提供割合を表示する」といった,個別の割合表記を避けることも可能な表示方法もある。
この項目の前置きに,「全ガチャアイテム提供割合表示に十分に相当するユーザーの分かりやすさを維持し、加えてそれをユーザーに具体的にかつ分かりやすく説明する」とはあるが,こちらもサービス提供会社の自己判断に委ねられるため,全アイテムの提供割合が表示されるかどうかは,ガイドラインに賛同する会社次第ということになる。
ルーセントハート RMT