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韓国MERS感染 感染者計162人に 死亡した母親から同居の息子へ 家庭内感染の疑い 地域感染が現実味

【ソウル=名村隆寛】韓国保健福祉省は17日、同国での中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスへの感染が新たに8人確認されたと発表した。感染者は死者19人を含み計162人となった。医療施設や自宅での隔離対象者は6500人を超えた。

一方、韓国メディアによると、15日に感染が確認された50代の男性が、MERS感染で死亡した母親から自宅でウイルスをうつされていた可能性があるという。

この男性は5月末に75人以上の院内感染があったソウルのサムスンソウル病院を訪れ、感染したことが発表されていた。

母親は今月5日に発症し、10日に死亡。男性は13日に発症した。最長潜伏期間といわれる14日間を超えており、自宅で感染した可能性がある。確認されれば、韓国では初の家庭内感染となる。

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