メールマガジンについてのお問い合わせを頂きましたので、
お客様の了承を得て、お詫びと回答と併せて掲載致します。
以下、お問い合わせ内容
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こんにちは。
メール配信を頂いておりますが、気になる点が一つ。
新入荷品のお知らせを頂けるのは有難いのですが、
開いた段階で売り切れなのは如何なものかと…
あぁそうか、売り切れのお知らせなのかと思ってしまいます。
確かに売り切れの際はご容赦くださいのコメントはありますけど
売り切れましたという新入荷のお知らせは要らないですよ。
だったら配信する必要無いじゃないですか。
多くの方に買って頂きたいからメール配信しているのではないですか?
ちょっと疑問に思ったのでメール返信させてもらいました。
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以下、お詫びと回答
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ご連絡ありがとう御座います。
この度は商品が完売となっており誠に申し訳御座いません。
ご指摘の通りで大変申し訳なく思っております。
お客様のご指摘にある「何故メール配信を行うのか?」との問いを
私自身、この度改めて考え、今に至ったその経緯について
ご説明させて頂きたく存じます。
もともと当店はメールの配信を行っていなかったのですが、
近年リリースの商品には、
「極端に入荷本数が少なく、極端に人気が集中する商品」というものが
いくつか見受けられるようになっていました。
最初はそういった商品については、なにもせず、
問い合わせの電話予約等で完売となっておりました。
ただ、そうしている内に、結果として特定のお客様にだけ販売がされるようになり、
新規でお問い合わせ頂く方はすべてお断りという状況に陥ってしまいました。
お店によって販売理念は様々かと存じますが、
私はこの状況を良しとは思っておりませんでした。
そのため、お問い合わせを頂く前の段階で(当店が情報を得た段階ですぐに)
ネット上にUPしてお客様に公開し、
誰でもアクセスできるネット上において先着順という形態を取るようにしました。
この時もお知らせ等は行っておりませんでした。
この試みは成功し、「今まで売り切れで買えなかった」と仰るお客様からも
ご注文を頂けるようになりました。
しかし、この方法も時間が経つと、こま目にチェックをされる特定のお客様が
お買い上げになる機会が多くなってきました。
何の予告もしていなくても、UPして5分後に売り切れることもしばしばでした。
当店にとってはHPをこれだけ見て頂いているということは大変ありがたいことで、
限定の商品をお買い上げなさるのはお客様ご自身の努力に依る結果であって、
私共としても口を挟む余地はありません。
しかし、それが”公平”なのかと問われるとそれはとても難しいことです。
では、常にサイトをチェックしていなければ購入のチャンスはないのか?
と問われると、なんともお答えに窮する状況でございました。
そこで、今度は”多くのお客様に同時のタイミングでお知らせをする”形態
(メールマガジン配信)を取るように致しました。
当店が現在行っているご案内の方法です。
この方法でももちろん、問題は御座います。今回頂いた内容のように、
「今、来たメールを開いたら既に売り切れていた」というものもそうですし、
お客様がお使いになる機器の違い(PCやケータイ等)や、
受信される地域によって、
メールの着信にも数秒から数分の誤差が起こり得ることも御座います。
当店にとってお客様は分け隔てられるものではなく、
当店でのご購入を希望される皆様すべてが大切なお客さまです。
しかし、こういった限定品にはどうしても、
購入できた方とそうでない方が出てきてしまいます。
そしてその場合、ほとんどが「購入したかったができなかった」方となります。
この状況で当店ができることは、
「少しでも公平な販売を行えたか」どうかだと捉えており、
今後もよりよい方法が解り次第、改善を重ねて参りたく存じます。
尚、お問い合わせにありました、
「多くの方に買って頂きたいからメール配信しているのではないですか?」
の問いに関しては、否、で御座います。
何故なら今回、販売できる本数は各1本だったからです。
以前まで、メール配信を行っていなかった主な理由として、
酒のキンコー洋酒店では全国送料550円で発送しており、他、手数料諸々で、
1万円のお酒を1本販売しても、利益は数百円ということも御座います。
「少ない本数を売っても利益も出ないし、
そういった手間をかけてわざわざ案内をしなくてもすぐに売れるだろう」
という私の怠慢が御座いました。
しかし、多くのお客様のお声を頂戴し、そんなことでは駄目だ!と反省し、
人気商品については極力ご案内を流すように努力しております。
その理由は先ほど述べたように、
「売上を伸ばすため」ではなく「お客様に誠実であるため」です。
例え当店でご購入できなかったとしても、その商品の「情報」をお渡しすることで、
他の酒販店様などに問い合わせしてご購入の機会が増えるかもしれません。
微力ながら少しでもお客様のお力になれれば、という思いでやっております。
恥ずかしながら日常業務に追われ、メール自体の配信回数も少なく、大変恐縮ですが、
常に完璧とはいかないかもしれませんが、今後も精進を重ねて参ります。
この度、お客様のお声を頂戴し、私自身、なんの為にメールを配信しているのか、
また、何がお客様にとってよりよいことなのかを改めて考える機会となりました。
ご連絡、誠にありがとう御座います。また、商品をご用意できず誠に申し訳御座いません。
長くなりましたが、ここまで読んで頂き誠にありがとう御座います。
疑問、質問等御座いましたらどうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。
酒のキンコー 濱田