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ちょっと行ってきました 2日目 6

札幌 THE BOW BARさん

飲んだのは左側のボトルだけです。

アードベッグ 15年 1900年代初頭流通 (度数・容量など表記なし) ハーフボトル

<テイスティングしました!>

香り:うり、メロン。しっとりと甘くピーティ。

味 :驚くべきことに活きている。しっかりとピーティさがあり、澄んでいる。
    スモークは感じられない。

余韻:ピーティで重めのメンソール、苦味がしっかりくる

感想:味わい、オールド感ともに素晴らしく美味しく頂きました。
    存在は知っていても「まさか飲めると思っていなかった」ボトルです。
    これが存在してること自体(そして飲めること)がスゴイなぁ、という印象です。

1815年の創業当時よりマクドゥーガル家が経営してきたアードベッグが
アレクサンダーマクドゥーガル&Co.Ltdとなったのは1902年。

現在、公式には1815年創業とされていますが、
本ボトルのラベルには1794年と表示してあり、これが当初、
蒸留所が主張していたアードベッグの創業年のようです。

正確な流通年は不明ですが、マスターとお話しする中で出てきた予想としては、
恐らく1900年代の初頭ではないかということでした。
(原酒は19世紀(1800年代)蒸留の可能性も大いにありうる)

当時は、

・リッター瓶
・フルボトル(750ml?)
・500ml
・ハーフボトル(375ml?)

の4種のボトルが存在していたようで、
一番上の写真の右のボトルはフルボトルに見えますが、
通常の700mlボトルと比較すると小さく、500ml瓶と思われます。
左のボトルが”ハーフボトル”と呼ばれる正確な容量が不明のタイプです。

そして瓶の造りも複数パターンがあり、これは3パーツボトルと呼ばれる、
3つのパーツを造ってそれを繋ぎ合わせるという手法で製造されています。
2パーツのボトルも存在するようです。

現在のように一発でボトルを成型できず、
複雑な工程を経て、手間をかけてボトルを造っているのが伺えます。

こちらはすでに完売。飲んでおりません。
 

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